★ジンギスカン 北海道
ジンギスカンってどうですか?
■ Jingisukan ★ Hokkaido
北海道の肉料理といえばジンギスカンなのであります。
ジンギスカンは「ジンギスカン鍋」と呼ばれたりもしますね。 また、漢字で「成吉思汗」なんて書かれることもあります。
さて、
このジンギスカンの定義とはなんぞやということでありますが、
簡単に言うと羊の肉をたっぷりの野菜と一緒に焼いて食べる料理がジンギスカンなのであります。
基本的には「ジンギスカン鍋」と呼ばれるジンギスカン専用の鋳物の鍋を使用するのですが、
家庭ではホットプレートで楽しんだりもしています。
ちなみに、いわゆる焼肉用の鉄板で焼いてもジンギスカンはジンギスカンです。
もちろん、フライパンで予め一気に料理してお皿に盛り付けてもジンギスカンなのです。
つまり、専用のタレとたっぷりの野菜があれば、ラムの焼肉とは言わずにジンギスカンとなるわけです。
ただし、網を使う場合には肉汁と野菜の水分が絡み合わないので、ジンギスカンと呼ぶには微妙な感じになりますね。。
ジンギスカン専用の鍋は浅いヘルメットのような形状になっていて、 中心から周囲に向かって溝が入っていてます。
鍋の周囲は「汁溜り」と呼ばれ、平らになっています。
この独特の形状によって、肉を焼いたときにでる油やタレが「汁溜り」部分に乗せられた野菜にしみ込むというわけです。
ちなみに、このジンギスカン専用鍋、ジンギスカン以外での使いみちは全くありません。。。
また、 室内でジンギスカン鍋を使用してジンギスカンを行うと油やニオイの後始末が大変なので、
北海道と言えばジンギスカンということにはなっていますが、 ほとんどの家庭にジンギスカン鍋があるのかというと実はそうでもなかったりします。
(たぶん持ってる家庭のほうが少ない。。と、思われます。)
けれども、やはり美味しいものはみんな大好きなので、
北海道では、花見を筆頭に、海に、山に、各種打ち上げなどでジンギスカンは欠かすことのできない食べ物になっています。
特に屋外で食べるジンギスカンは最高です。
ビール、日本酒、焼酎、ワイン、どんなお酒にもぴったり合っちゃいます。
ジンギスカンと楽しい会話があればお酒もどんどんすすんじゃいますね。
北海道のジンギスカンは大きく分けると、2パターンに分けられます。
1つ目は「タレ付きジンギスカン」と言って、あらかじめジンギスカン専用のタレに漬け込まれた肉を焼いて食べるタイプで、
2つ目は、生肉を焼いてからタレをつけて食べるタイプです。
タレに漬け込んでおくというのは羊肉独特の臭みを消す為に工夫されたと言われていますが、食用羊の飼育法や冷凍技術、輸送手段の進歩などで
肉の臭みということがあまり問題視されなくなった現在でも、そのタレの浸み込んだ肉の味わいを支持するファンがたくさんいます。
タレ付きと生肉のどっちが好きかなんていうことで熱い会話が延々となされることも。。。
どちらの調理法も似たようなものであります。
まず、鍋を火にかけて、熱くなるまで待ちます。
次に、
ラード(羊の脂塊を使います。)を鍋全体に塗りつけます。 〜この作業は意外と楽しいものがあります。〜
そうしたら、
モヤシや玉ねぎ、ピーマン、その他お好みによってカボチャやなすび・にんじんなどを鍋全体に敷きます。
生肉派はその野菜の上に肉を載せ、蒸し焼き状態になるようにして火を通します。
タレ付き派は野菜にある程度火が通ったら「汁溜り」部分におろし、 鍋中央部で肉を焼きます。
野菜の水分から発生する湯気とぐつぐつという音や油が跳ねるピチピチッ・チャーなどという音、そして立ち上がる香りが期待感を掻き立てくれるのです。
あとは、
肉に火が通ったら食べるだけです。
肉は焼きすぎてはいけませんよ。固くなってしまいますからね。
管理人は少しぐらい生焼けでもがんがんいっちゃいます!
ラードとして使った脂塊も、焼けて油が抜けて小さく縮んだ状態になったら食べましょう! 意外とサクサクとして美味しいんです。
鍋の終盤には、 うどんやラーメンなんかを「汁溜り」部分で、煮るような..焼くような..感じで締めたりしますね。 これも最高です!
北海道を訪れたら、ぜひジンギスカン食べてみて下さいね。
あー、できればジンギスカン用に着替えがあったほうが良いかもしれませんね。
最近は女性客を意識してニオイが付かないような工夫をしているお店も増えてきてはいますが、
ディープなジンギスカン屋さんではやっぱりニオイばっちりついちゃいますからね。
それと、個人宅にお世話になる場合も、家の中でジンギスカンやろうと言うと普通の家庭では嫌がられますので、
お庭があるような家でなければ、やはりお店に行って食べることになりまーす。
北海道にはおいしいジンギスカン屋さんがたくさんありますから、 きっと素敵なジンギスカンとの出会いを楽しむことができますよ!
※関連ページ⇒★北海道ってどうですか〜北海道の桜と花見
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