ラーメン


北海道ってどうですか?

北海道ではやっぱりラーメンを食べないといけませんね。
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★ラーメン 北海道

北海道のラーメンってどうですか?

■ Noodle with Soup ★ Hokkaido

北海道の食べ物といえば、やはりラーメンですねー。

皆さん、ラーメンはお好きですか?
さっぽろラーメン、旭川ラーメンなどとカテゴリー分けされてたりしますが、札幌市内・北海道各地には数え切れないくらいの名店が揃っています。

北海道のラーメンを表現する場合によく「コッサリ」という言葉が使われるケースがあります。
「コッサリ」とはコッテリとアッサリというふたつの相反する言葉がひとつになった造語で、
「濃厚でありながらくどく無い」という意味であります。
あっさり味のラーメンっていうのもなかなか良いのですが、
最近の北海道のラーメンの主流はやはり、このコッサリ系ということになっています。

ラーメン屋さんに入って注文をすると、お店によって手順に多少の違いはありますが、
以下のような一連の作業を経て目の前にラーメンが運ばれます。
背筋をぴっと伸ばして、てきぱきと調理をこなす職人さん達の姿からは鍛えられた技というものを感じてしまいますよ。
多くのお店では北京鍋と呼ばれる底の丸いフライパンが使われています。
まず北京鍋にラードがひかれ、にんにくが炒められます。
ここでお店によってはフランス料理で言うフランベ(フライパン上に炎をあげるやつですね。。)っていうのを見せてくれたりします。
良い香りが立ち上がり「これからラーメン食べるぞっ。」と、心だけではなく体の準備もできちゃいます。
もやしやねぎが加えられ、そこにスープが注がれます。
どんぶりにタレが入ります。平行して麺が茹でられます。
どんぶりにスープが注がれ、茹で上がった麺がどんぶりに移されます。
この時の麺の湯切りの動作や、どんぶりに移した直後の収まりを調整する箸裁きなんかに職人さんの自信が感じられたりすると更に期待感が高まってきます。
メンマ・チャーシュー等の具がのせられます。お店によっては北海道ならではのコーンやバターなんかが具材として使われるケースもありますね。
さあ、あなたの目の前に伝統の技が濃縮されたラーメンが運ばれました。
思う存分その味を堪能して下さい!

さて、
北海道のラーメン、湯気が上がってない場合が結構ありますね。
そこで、あまり熱くないだろうとうかつにスープを口に含んではいけませんよ。
湯気が上がらないのはスープがぬるいからでは無く、
どんぶりの表面でラードが湯気を押さえ込んでいるからであり、
スープ自体はアツアツなのであります。
口の中が軽くヤケドするケースなんかもありますから注意して下さいね。

北海道のラーメン専門店はやはりこだわりの店が多いですね。
そういえば近年嫌煙が主流になっていろんな場所で禁煙の場所が増えていますが、
ラーメン店のなかには、それ以前から店内タバコお断りっていうお店が結構ありましたね。
まぁ、そういった人気のラーメン屋さんの場合、順番待ちのお客さんがずらーっと並んでいて食べ終わった後に一服なんていう雰囲気でもないんですけどね。
ほんと人気ラーメン店はいつ行っても行列できてますからね。
それも皆観光客だけってわけではなく、
地元民も当たり前に並んで席が空くのを待っているのです。
人気のラーメンは並んで食べるというのはごく普通のことになっています。

★さっぽろラーメンの発祥

ラーメンはもともと中華料理の一品であるということは皆さんご存知ですよね。
北海道にも戦前から中華料理店があり、中国料理の一つとしてラーメンが食べられていたのですが、 現在の札幌ラーメンの歴史は終戦直後の昭和21〜22年頃にできた何件かの屋台のラーメンに始まると言われております。
こういったラーメン屋台の店主達は、
敗戦後の食糧不足、材料の調達にも一苦労するという状況の中、
皆に愛されるラーメンを作ろうと工夫と努力を重ね、
やがて、伝説といわれるほどの物語を生み出していったのです。

当時のラーメン店の店主達はその後、屋台から離れて店舗を構えたり、
製麺会社を立ち上げたりと、現在の「さっぽろラーメン」と呼ばれるムーブメントの 基盤をつくりだしました。

★「公楽ラーメン名店街」〜ラーメン横丁

昭和26年以降には札幌の歓楽街「すすきの」に8軒の店舗のうち7軒がラーメン店という横丁が出現、 「公楽ラーメン名店街」と名付けられ、それぞれのお店が個々のこだわりの味を生み出し、各店舗ともに大繁盛、 全国に「さっぽろラーメン」の名前を轟かせることとなったのです。
「さっぽろラーメン」と言えば「公楽ラーメン名店街」という存在になったこの横丁は、札幌観光の目玉にもなり、
昭和44年、札幌冬季オリンピック開催準備の道路拡幅工事の為に取り壊されるまでの間、
すすきの地区の名所として賑わい続けたのです。

札幌のみならず全国のラーメンファンに惜しまれつつ取り壊された名横丁「公楽ラーメン名店街」、
その流れを継承しているのが現在の「元祖=札幌ラーメン横丁」(南5条西3丁目)で、横丁両面にラーメン店が立ち並び、
その味と技を競い合っています。
また南4条西3丁目には「新ラーメン横丁」ができ、
こちらも札幌のラーメンの物語を紡ぎ続けています。
ずら〜っと並ぶラーメン店、どの店からも美味しそうな匂いがして、
ホントどこに入ろうか迷ってしまいます。
全店制覇っ、なんていうのもやってみたいですね。

★札幌の行列のできるラーメン店

「さっぽろラーメン」という名称が定着した当時の有名店は「すすきの」及びその周辺と一極化していましたが、 現在、行列のできるラーメン店は「すすきの」及びその周辺だけではなく、札幌市内全域に点在しています。
公共交通機関ではちょっと行きにくい場所にあるラーメン店でも美味しいラーメンが食べられると評判のお店には、 地下鉄と徒歩、あるいはタクシーを利用して評判のラーメンを食べ歩くラーメンフリークが全国から集まってきています。
札幌の「ラーメンの旅」も、やはり車を利用できると幅が広がります。
また、ラーメンミュージアムなんていうのも出来ていますから、そこで一気に食べ比べなんていうのもいかがですか?

それでは、お腹が許す限り、この飽きることの無い北海道の「ラーメンの旅」、思いっきり楽しんで下さいね!



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