★スープカレー 北海道
スープカレーってどうですか?
■ Soup-curry ★ Hokkaido
さて、スープカレーのお話です。
たぶん、日本中のあちこちにもスープカレーのお店ってあると思うんですけど、
北海道に来たらぜひ食べなければならない食べ物の一つが、このスープカレーなんですね〜。
(全国区ではスープカレーがどの位人気があるのかはよくわかりませんが、 札幌では人気爆発中! と言うより、もう定番です!!)
本来はどうなんでしょう、「スリランカ風」とか「インド風」とか、エスニックとかそういったジャンルの料理のはずなんですが、
もう、北海道で初めて作られた食べ物のようになってしまっています。
確かに店によっては、いわゆる東南アジア風の味を前面に打ち出しているところもあれば、
ラーメンのように北海道っぽい味わいを感じる仕上げになっているところもありますね。
札幌で最初にスープカレーを出すお店が現れたのは1970年台初め頃と言われていますが、
現在では市内だけでも100店以上のスープカレーを食べれる店が立ち並び、 北海道のラーメンのポジションと同じように
「さっぽろスープカレー」とか「旭川スープカレー」なんていう名称が登場してもおかしくない時期が来るのではという勢いです。
そういえばラーメンとスープカレーって共通点がありますね。
それは美味しいラーメンやスープカレーを食べることができるお店はあるけれど、
家庭で作るとなかなか美味しいものができないってところですね。 (普通のルー・カレーは家庭で作るのが一番おいしかったりするんですけど。)
なぜかといえば両者ともスープが命、 感動を覚えるようなスープをつくるのに多大な時間と手間がかかるからでしょうね。
家庭で料理する場合にはお店並みの手間暇・時間は本気の趣味でつくる場合を除いてやっぱり掛けられないですもんね。
管理人もたまに家でスープカレーつくってみたりしますが、 カレーの味はするけれど、やはりスープの旨みっていうのが無いというか、コクが無いというか
なかなか納得するものにならないんです。
結局、自分でつくったスープカレーを食べた後に、 物足りなさを感じて外でスープカレー食べちゃったりします。
普通のカレーライスのファンっていうのも当然たくさんいるんでしょうけど、
スープカレーは強烈にファンのハートを掴んで離さないのです。
さらっとしたスープ状のカレーに大ぶりの野菜と肉が具材として使われているのが特徴ですね。
なすびやピーマンなんかは事前に揚げられていることが多いです。
もちろんスープはスープカレーの命ですので手間暇かけられた秘伝のスープが使用され、
そこに各お店独特のスパイスを調合してつくるカレーが加えられて、 こだわりのスープカレーが出来上がるのです。
テーブルに運ばれる際にはライスと別々に盛り付けられています。
食べ方はスプーンですくったライスを、スープに浸して食べるというのが基本パターンです。
また、スープをライスのおかずとして食べるように、 スープとライスを交互に食べるという方法もあります。
具をライスのうえに載せて食べるというのも、もちろんオーケーですが、
普通のカレーのようにスープをライスに一気にかけてしまうとお皿からスープが溢れ出して汚くなってしまうのでやめたほうがよいですね。
一口分とか二口分づつかけましょう。
ライスをスープに入れて食べるというのはアリですね。
「おじや」とか「リゾット」といった雰囲気で食べることができますね。
スープカレーのブームは札幌に住む若い年齢層の社会人とか学生の間などから発生したものが徐々に北海道全域に広がっていったと考えられていて、
それを実証するかのように札幌では学生の多い「北海道大学」〜「北24条」周辺がスープカレー激戦区と呼ばれる地域になっていたりします。
「すすきの」とか「大通り」駅周辺など札幌の都市部にも何店か名店はあるんですが、
どちらかというと中心部から少しはずれたところに人気のスープカレーのお店は存在しています。
観光で来られる方のスープカレーの旅はレンタカーを使ったほうが良いかもしれませんね。
北海道で採れる新鮮な野菜やおいしい水はスープカレーの味を引き立ててくれています。
一度食べるとやみつきになりそうなスープカレー、ぜひ試してみて下さいね。
★ ★ ★
余談です。。
スープカレーではないんですけどね、
北海道にはトド肉を使ったトドカレー、エゾシカカレー、クマカレーなんていうのもあります。
缶詰が主流ですが、レトルトパックもあります。
北海道みやげを扱っているお店で買う事ができるのでチャレンジしてみては?
最近は道外でも人気が出て来つつあり、結構売れているようですよ。
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