大通公園


北海道ってどうですか?

「北の街 さっぽろ」の大通公園をご紹介します。
 TOP>札幌 大通公園

★札幌 大通公園

大通公園を歩きませんか?

■ Park-Odori ★ Sappro

このページでは札幌の大通公園のご紹介をさせていただきます。

大通公園は札幌市の市街部の中心を東西に幅65m、長さ1.5kmで走っています。
これは明治時代に「火防線」という呼び名の防火帯として造られたものなのです。
現在は南北両側をデパートやテナントビル・オフィスビルが立ち並ぶ交通量の多い一方通行3車線の道路に挟まれているのですが、
都市と緑が融合したその景色はとてものんびりとした気分を味わせてくれます。

この公園として利用されている大通は碁盤の目状に区画された札幌市の街割りの基軸にもなっていて、 大通の南側は南○条という住所になり、北側は北○条となります。
また大通公園は起点が大通西1丁目(公園より東側は東1丁目〜)、そして各丁目の間は南北に走る道路で分断され、 西28丁目まで続く大通のうち、西13丁目迄が大通公園として利用されています。

さて、その大通公園ですが、
さっぽろ雪まつり、よさこいソーランまつり、ビアガーデンなど、年間を通して札幌市内での大きなイベントの舞台となる公園です。
そして、
この大通公園は地元札幌市民にとって待ち合わせや買い物途中の休憩場であったり、
近隣のテナントのスタッフやオフィスに勤める人達の昼食の場所として利用されたり、
ストリート・ミュージシャンのステージ、踊りやスケーター達のレッスン場だったりと、
観光地っていう意識が全く無いくらい自然に暮らしの中に密着しています。
あまりにも市民の日常のなかに馴染んでいますので、
札幌在住者に大通公園を案内してっと頼んでも、
「別に見るところなんてないけど。。」っていう反応をされると思います。
でも、
それだからこそ、札幌外から来た人にとってはとても札幌という街を感じられる場所なんです。
もし、時間に余裕がある旅であれば、のんびり公園の端から端までを歩いてみるのも良いかなと思うんですけどね。

さて、
それでは晴れた夏の日、一緒に大通公園をのんびりと散歩してみましょうか。

大通公園のスタート地点、西1丁目にはこの公園のシンボルとも言うべき「さっぽろテレビ塔」があります。
地上90mにある展望台からは札幌の街並みが一望することができます。
地元市民には意外とこの展望台に昇ったことが無いっていう人が結構いますが、道外から来られた方にはぜひ昇ってみることをお勧めします。
また、このテレビ塔は夜にはライトアップされますので、時間があればそちらも見てみて下さいね。

次は西2丁目、公園北側は「花の親子像」・「ベンソンの水飲み」・「開拓母の像」があるカスケードが静かに流れる空間になっています。

ゆっくり眺めながら西3丁目に向かいましょう。

大通公園は西3〜5丁目辺りが一番人の多い場所です。
水と光のゾーンと呼ばれ、各丁目にそれぞれ趣向を凝らした噴水がありますね。
シーズン中は屋台で「茹でとうきび」、「焼きとうきび」、「とうきびとジャガイモのセット」などが売られていますので、 ベンチに腰掛けてのんびりいただきますか。。
この辺りは何故か常時鳩が集まっていますので、
とうきびのおすそ分けなんかしてあげると結構楽しいです。
もっと鳩にモテまくりたいって方はポップコーンなんかを用意しておくと良いですね。
また、西3丁目はテレビ塔・噴水・泉の像が一度に収められる絶景の撮影スポットです。
記念写真はここで一枚、確実におさえておきましょうね。

賑わっている西3〜5丁目エリアを抜け、西6丁目まで来ると大きなけやきの木陰が涼しげなベンチが立ち並ぶ場所に出ます。
ここにはちょっとしたステージがあって、夏場の日曜なんかには小コンサートなんかが行われていたりします。

次に広々とした芝生の中央に噴水のある西7丁目を過ぎると、子供たちやその母親達が集まる西8〜9丁目ゾーンになります。
木製コンビネーション遊具、ブランコ、「クジラの山」と呼ばれる人工の巨大スロープや遊水路で遊ぶ子供達はみんな元気で仲良しです。
この西8丁目と西9丁目の間も以前は他の丁目間と同様に道路で分断されていたのですが1993年に道路が遮断され、
この公園の中で唯一、丁目間が分断されずに続いている地区となりました。
この道路閉鎖に大きく関ったのが有名な彫刻家ノグチイサム氏であり、
氏の作品「Black Slide Mantra(ブラック ・スライド・マントラ)」というすべり台がこのエリアの中心に設置されています。
子供達が遊ぶエリアから車道を無くす様主張したノグチ氏からの、現代の車が中心の社会に対する警告の意を感じると同時に、
「子供達にこのすべり台で遊ぶことで彫刻というものを体で知って欲しい、
かけがえの無い生命や大地、そして宇宙を感じて欲しい。。」
そんな思いがこの彫刻から伝わって来るような気がしますね。

 ※ノグチ氏の札幌での作品 関連ページ⇒★北海道ってどうですか〜モエレ沼公園

西10〜11丁目はフロンティアゾーン、開拓の歴史がテーマです。
西10丁目、北海道の開拓の歴史に名を連ねる三代目北海道開拓長官黒田清隆と開拓顧問のホーレス・ケプロンの像の間を通り抜け、 道路幅の広い230号線(石山通り)を横切って西11丁目に来ると1つの大きな噴水と4つの小さな噴水がある空間になります。
ここでは、ドイツ・ミュンヘン市から姉妹都市提携の記念に寄贈された「マイバウム(五月祭りの飾り木)」が目を引きます。
高さ23メートルの支柱にミュンヘン市にちなんだ飾りつけが施されています。
この「マイバウム」の支柱は1972年に設置された当初はエゾマツで作られていたのですが、1981年8月の台風15号の強風で折れてしまった為、 姉妹都市ミュンヘンとの友好関係を末永く続けていきたいという思いから、大型台風にも耐えられる様に木製では無く、鉄性の支柱で復元されました。

さあ、大通公園の散歩コースも終盤に差し掛かりました。
大通西12丁目には中央に配された水路を挟んでバラ園が広がっています。 その数、32品種・約1300株、公園内に芳しい香りと色彩を放っています。
夕暮れの時間帯にはちょっと幻想的な雰囲気を醸し出したりします。

そして、公園の終点、
大通西13丁目には歴史的建造物「札幌資料館」が建っています。
1926(大正15)年、札幌控訴院、後の札幌高等裁判所として建てられた石造りの重厚な建築物です。
市民の創作作品の発表の場として利用できるミニギャラリーや郷土相談室などがあります。
資料館裏手は「カッコーの森」と名付けられた、涼しげな感じのする空間になっています。

さて、大通公園の散策は此処迄となりますね。
この札幌の市街地の中にある大通り公園は、季節やイベント毎に色んな顔を見せてくれます。
夏の大通公園も楽しいですが、冬にホワイトイルミネーションを施された大通公園もロマンティックですよ。
※関連ページ⇒★北海道ってどうですか?〜ホワイトイルミネーション

一度に公園全部を歩くことが出来なくても、何度でも来て下さいね。



■MENU■










Copyright (C) 北海道ってどうですか? All Rights Reserved